(六厩川の無名の滝) |
9月4日 六厩川 雨 AM11:00〜PM3:00 |
4日は郡上おどりの踊り納めでした。私も昔は、よく踊りましたよ。徹夜踊りが終わって、空が白々として来る中、みんなでゲタをカランコロンと鳴らしながらの帰り道がね、なんか好きだったな〜。 そんな訳で、郡上の夏は終わり、この日を境に秋となります。(ただし、白鳥踊りはしつこくて、9月25日にもやる) さて、庄川の禁漁が9日までのせいか、六厩川へ行くまでには、あちこちにフライマンがおりました。あま、実質的には、この週末が最後なんだから、みなさんの気持は判ります。私もみなさんと同じ気持で、ここに来てますから。 六厩も、そこそこの釣り人がいて、私のお気に入りポイントには入れず、やや下流に入る。先週の台風の影響か、水量はやや多めで、なかなか良い感じです。 ここでは1時間ばかり竿を振って、16〜20cmくらいのアマゴとイワナを6匹ほど釣る。例の六厩アマゴも釣れたけど、写真を撮る前に逃げられてしまった。そして最後に釣れたのが写真のアマゴ?(ヤマメという意見もあるが、こいつには朱点がちょっとだけあるんで、私としてはアマゴと呼ぶ)で、側線から腹部にかけて、ほんのりとピンク色になってます。これは、婚姻色でしょう。綺麗な魚でしたよ。 ところで、その魚を掛ける直前に、私のすぐ前に入ってくるフライマンを発見しておりました。まあ、道から川は見えない所だから許してあげます。で、私がその魚を合わせた時に、リールがジッ!と鳴った。彼は、その音で私の存在を見止めたようで、私のアタフタとした取り込みを一部始終見られてしまった。ハズカシー。 その後、もう少し下流に移動して、ビールとおにぎりで鋭気を養ってたら、雨が強くなる。シメシメ、これで先行者の影響が弱くなりますよ。そして、雨が小降りになった頃に釣り始めるも・・・。う〜ん、仔アマゴしか釣れん。そもそも、このあたり、ポイントが埋まってしまってます。そのうち雨が強くなってきて、雷も鳴り出した。もう川から上がりたいけど、ちょうど道から一番離れた位置にいる。仕方ないんで、竿をたたんで、川をジャブジャブ上って終了です。後半はボウズ。 さてさて、台風18号がこちらを覗ってますよ。おまけに秋雨前線も一緒。今シーズンもあとちょっとなんだから、勘弁してもらいたいね。 |
(九頭竜の20cm) |
9月12日 牛道〜九頭竜川 曇り PM0:00〜5:00 |
今日はまず牛道へ行く。私のお気に入りの、一番てっぺんへ行ったところ、車が2台止まってる。1台だけならかまわず入渓するところですが(ここなら先行者があっても、そこそこ反応してくれる)、2台あると、さすがに躊躇します。 で、やや下流から入りました。水位は、先週の台風の影響が残ってて、少し増水で、釣りとしてはよろしいものの、この日の天気は曇ってて、昆虫の活性は、非常に低い。あんまり釣れる気はしません。 ドライフライを流すも、時折、仔アマゴがからむだけ。ウェットにしても同じ。こうなるとニンフしか無い訳ですが、いかんせん私の技量ではニンフの釣りはムリ。ここでは1時間半ほど竿を出して、ボウズでした。 写真は、川から上がる時に見つけたキノコ。これは、表面がヌメヌメしてて、あたかも「なめこ」の様。香りも良いし、こいつをお味噌汁に入れたら、きっと美味しいと思う。が、命を懸けて食うつもりはありません。 その後、九頭竜の国道下へ行く。このあたりから天気が良くなってきました。 水位はやはり少し増水してます。それに川が少し荒れてます。また、流れが一部変わってる所もあって、こないだの台風で、結構水が出たみたいですね。 ここでの釣果は18〜22cmを4匹。リアルな足跡があった事を考えれば、この時期としてはまずまずでしょう。 そして最後のポイントで良型をそそうする。このポイントでは、昨年も悔しい思いをしてるから、キャストする前にフライを結び直した。そして思い通りに一発で出た。シメシメと思ったのもつかの間、たったの2秒間のやりとりでした。今回は、リーダーとティペットの間が切れてしまっておりました。 う〜ん、修行が足らん。 |
(九頭竜の22cm) |
9月20日 九頭竜川 PM0:00〜5:00 |
今日は先ず、打波川へ行く。 ここでは神戸ナンバーやら品川ナンバーやらが右往左往しておりまして、なかなか人気のある釣り場です。まあ、中には鳩ヶ湯温泉がお気に入りの釣り人もいらっしゃるようですが、きっとここは、温泉の素なんぞは使ってはおらんと思いますよ。 そんな訳で、ようやく開き場所を見つけて入渓するも、全く無反応。1時間ばかり竿を出してあきらめました。 その後、九頭竜の国道下に移動して、17cmイワナ5匹と、上の写真の22cmアマゴを1匹釣る。 まあ、今日はこの1匹で十分満足です。 しかしまあ、最近はよく雨が降りますねえ。先週も、先々週も台風で増水してて、また今日も18日の雨で増水。エサ釣りの人達にはちょうど良い水がもしれんが、私のようなフライと川登りとビールが好きな人間にとっては、ちと、キツイ。 私の釣りは基本的に、ビール片手の釣りながら、実はアルコールには弱い。で、結局フラフラしながら川を登る訳で、そんな状況で増水した川を登るのは、非常に危険なわけですよ。フライの技術も拙いから、ドライフライ中心となる訳で、やはり増水はキツイのです。 今シーズンも、あとちょっとなのに、一番のお気に入りの林谷にも行けやしない(ここは林道の崖崩れが怖い。だから、天気が安定した時でないと、とても行く気にならない。)。23日も雨らしいし・・。そもそも、あの谷の林道は、こないだの台風で崩れてるかも知れないし・・・。 どうにも欲求不満な禁漁を迎えそうです。 |
(増水の石徹白川) |
9月30日 石徹白川 今期最後の釣り |
今日は掛軸店を臨時休業して、師匠と石徹白川へ行く。しかし、昨晩の台風直撃で・・。う〜ん、なんとも不本意な最終日になりそうです・・・。 現地について、まず釣り券を買うために喫茶「幸雪」へ行く。ここは、どう見ても普通の民家。でも看板があるんで、玄関の引き戸をガラガラと開けると、テーブルが4つばかりあって、まあ、地元唯一の飲み屋さんってとこですかね。店内には54cmのイワナの写真があったり、古い魚のホルマリン漬けがあったりで、釣り人の匂いがしてます。で、さっき起きたばかりのようなオネーサン(昔は)から釣り券を購入する。オネーサンは「ゆんべ、桧峠でクマを見たよ」なんて言っておりましたよ。 そして本流へ行って、小1時間ばかり竿を出す。師匠はミミズを持って上流へ(ここで水槽用のアマゴを2匹得たみたい)、私はミノーで釣り下る。が、私はルアーは素人なんで、どんなふうに流せばいいのか判らないし、ぜんぜん上手く飛んでくれない。おまけに、カリカリと手元に引き寄せたミノーは、ほとんどエビ状態にラインとフックがからまっておりました。これじゃあ釣れませんわな〜。 その後の昼食は、ケイチャンと、ビール(今回は特別な日なんで、発泡酒でなくて、本物のビール)と、そして秋にふさわしく、栗ご飯と、なめこ汁を頂く。ちょっと食いすぎです。どうにも動けないんで、しばしのお昼寝。う〜ん、川でのお昼寝は、久しぶりだなぁ。 次は、第一堰堤で54cmを目指すも、当然の事ながら不発。。 最後に峠川へ着いたところで、師匠からウイスキーのポケット瓶を渡されて、チビチビとやりながら川を上る。こういう釣りは好きだねぇ。 納竿は5時半くらい。釣果は師匠のミミズとテンカラに5匹ほどと、私のルアーとフライにボウズ。でも、のんびりとした、楽しい最終日でありました。これで心置きなく、禁漁を迎えられます。 さて、今シーズンも私のHPにお付き合い下さいまして、ありがとうございました。毎週のように釣行しながらも、たいした魚も釣れない私の釣行記を見て安心された方が居られましたなら、私としては本望です。また、新たに知り合えた方々、旧知の方々、どうもありがとうございました。楽しいシーズンでありましたよ。まあ、一部の方には、ご迷惑・失礼があったかも知れませんが、おい先短い老いぼれゆえ(ゲホッ、ゲホッ、)、どうぞご勘弁下さいませ。 今後の私は、暫しの冬眠に入ります。でもまあ、折に触れ、このフライ日記は更新するつもりですんで、今後とも私のHP、どうぞご贔屓に。 |